平成27年度北里大学薬学部生涯学習セミナー(後期)のお知らせ
【後期テーマ】 在宅医療・高齢者介護に役立つ知識と実践
2025年問題を焦点として、「治す医療」と「支える医療・介護」の双方の実現を期した制度改革の方針が打ち出されています。近年の在宅医療や医療材料の進歩によって、これまで入院管理を必要とした様々な検査や治療が在宅でも可能となりました。在宅医療に関わる薬剤師は、それに伴う新たな知識が求められます。今回のセミナーでは、在宅で必要とされる排泄ケアのためのアセスメントや対処法と、医療材料の取り扱いについて解説いたします。
第1回:平成28年1月23日(土) 午後2時30分~午後5時45分
テーマ:「在宅医療の推進に向けた自律排泄支援」
講義内容・講師 |
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講義1: 「気持ち良い排泄を在宅で実施するためのケア」 (14:30~16:00) 講師:西村 かおる 先生 (NPO法人日本コンチネンス協会 コンチネンスジャパン) 排泄障害はご本人だけでなく、介護者にも大変負担となるケアです。年だから、障害をもったからおむつは仕方ない、とあきらめられることが非常に多いのですが、下部尿障害も排便障害も原因は多岐にわたり、アセスメントすることで改善できることはたくさんあります。薬物はその原因の一つです。ケア方法の概要をお伝えいたします。 |
講義2: 「薬剤師と在宅医療~排泄障害と薬を考える~」 (16:15~17:45) 講師:藤澤 節子 先生 (薬局ルンルンファーマシー) 在宅薬剤師として、地域と連携し歩んできた約20年の経験から、在宅での便秘・夜間頻尿・頻尿・尿失禁・尿閉などの排泄管理の重要性を考えてみます。今後増え続ける認知症患者の生活の質を保つためにも、介護者の介護負担を軽減させるためにも、「食べる・排泄する」といった生きるための生活の基本を確保することが重要です。皆様と共に排泄障害について、「在宅」「薬」をキーワードに考えてみたいと思います。 |
主 催: 北里大学薬学部生涯学習センター 共 催: 北里大学薬友会・(公財)日本薬剤師研修センター 時 間: 午後2時30分~午後5時45分 場 所: 白金キャンパス 1号館1501大講義室 対 象: 本学および他薬系大学の卒業生 定 員: 300名(定員になり次第締切りますのでなるべく事前にお申込みください。) 受講料: 2,000円 認定単位: 日本薬剤師研修センター認定研修 2単位 申込締切: 平成28年1月18日(月) |
第2回:平成28年2月20日(土) 午後2時30分~午後5時45分
テーマ:「在宅医療と医療・衛生材料」
講義内容・講師 |
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講義: 「医療材料・衛生材料を考える」 (14:30~17:45) 講師:萩田 均司 先生 (薬局つばめファーマシー) 医薬分業施策の流れで、現在の薬局業務は処方せん調剤が中心になっているところが多く、その結果、OTC販売や健康相談、医療材料や衛生材料の供給は必ずしも十分ではなくなっています。しかし、薬局の業務は、従来から先人が行ってきたOTC販売や健康相談、薬物乱用防止、さらには多職種連携で行う在宅医療など様々な業務があり、地域では次の4つの役割が求められています。
さらに、これらの4つのアクセスを多職種に繋ぐHUB機能としての役割も果たさなければなりません。 |
主 催: 北里大学薬学部生涯学習センター 共 催: 北里大学薬友会・(公財)日本薬剤師研修センター 時 間: 午後2時30分~午後5時45分 場 所: 白金キャンパス 1号館1603講義室 定 員: 60名(1グループ6名で活動します。定員になり次第締め切りといたします。) 対 象: 本学および他薬系大学の卒業生 受講料: 4,000円 認定単位: 日本薬剤師研修センター認定研修 2単位 申込締切: 平成28年2月15日(月) |
申込方法
お申し込みは終了致しました。